手をあげて走る

たまに更新される日記です

夜を待つ日々

「死にかねないよね」と、グループラインで言われて、はあ、と思った。この死にかねないよね、とは、自死の意味ではなく、命尽き果てるという意味らしい。なんだか気持ちをうまく言えない。

 

最近は、朝起きると、夜まであとどのくらい?と考える日々だ。これは受験に失敗した頃にもあった。前期試験に落ちた私は、朝になると夜になるのを願って布団からでれなくて、夜になると朝が来るのが怖くて眠れなくなったことがあった。別にあれは鬱とかではない。知らんけど。

 

今年の就活生はかわいそう、とニュースに流れる。私もそのうちの一人で、でもそんなにコロナウイルスに怒ったりはしていない。実際に説明会に行けないことの良くない点は、会社の雰囲気が分からない、というより同期になり得る人たちの類型が分からないことだ。飲み会を開いて仲良くなろうとしたり、この世はしあわせで溢れてると思ってる人たちはどうしても苦手だ。調子を合わせることだけはこれまでの経験を通じて得意になったけど。

そんなこんなで今日もウェブ面接だった。私はウェブ面接の際に下はパジャマで受けると決めている。別に人事の方をおちょくってるわけではないし、斜に構えてるつもりもない。緊張がほぐれるのだ。両手でパジャマをつねったりしながら話をすると。

 

「長所はなんですか?」と聞かれると困ってしまう。社会人の人たちはみんなこの門をくぐってきたのかと思うと本当に頭が上がらない。志望動機を言うほうがまだマシだ。あーもういつからピエロみたいになってしまったのだろう。明るい、元気、悩みがなさそうと言われると安心するのだ。だからって社会人になってもそのキャラでいくのか?

画面の向こうで、面接官の人がじっとこちらを見つめている。すごいな、画面じゃなくてカメラをちゃんと見てるんだ。目を合わせようとしてくれている、と思うと少し楽になった。

 

会社を選ぼうにも、どの会社にも魅力を感じない。そりゃそうだ、社会人になる踏ん切りがまだついていないんだもの。どうしたことかと途方に暮れている。でも面接はぼちぼち受けている。こんなこと言ってるくせして結構こだわりが強い。「実力主義」とか「ライター」という言葉に惹かれる。かっこ悪い大人はどうしても好きになれないから、なるべく下の位置には居続けたくない。言葉と向き合っていたい。

 

姉とコンビニに行って、「スーパーバルーン」を買った。誰もが一度は遊んだことがある、いわゆる割れないシャボン玉だ。

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バイトで夜家にいないことが多かったから、久しぶりに姉と夜ご飯を共にする生活を過ごしている。二人ですぎるの『ギフトピア』を観て笑ったりなど。

 

今、SNSは批判批評が活発だ。それほど問題が起こっているということだし、それほど人がしんどくなっているということだとも思う。ただ、ネットリテラシーの乏しさも浮き彫りになっていて、見てられなくなる。本人の目の前で言えないような言葉遣いは良くない、というのが私の意見なのでここに残しておく。もう一度言うが、本人の目の前で言えないような言葉遣いは良くない。歳を重ねても覚えておきたいことの一つだ。同時に、言葉を選んで批評できる人をかっこえーと思う。そういう人でありたい。批評する人たちを、「怖いな、優しい世界にしようよ」とだけ言って諍いのない社会にしようとするのは違うと思うから。優しさと弱虫は紙一重だ。

 

にしても、話は戻るが、夜が早く来て欲しいと思ってばかりなのは結構ギリギリなのかもしれない。どうやって元気を出すんだっけ。ストーブの上に置かれたやかんが可愛くてずっと見ていたら、あっというまに夜になっていた。